酸化防止剤
油脂の酸化(劣化)を防ぎ、風味と品質を保つ添加物です。
酸化防止剤(E300〜E321)は、油脂や油脂含有食品の酸化劣化を防ぎます。アスコルビン酸(E300、ビタミンC)やトコフェロール(E306〜E309、ビタミンE)などの天然由来成分のほか、BHA(E320)、BHT(E321)、TBHQ(E319)、没食子酸塩(E310〜E312)などの合成酸化防止剤があります。合成酸化防止剤は天然物より規制審査が厳しく、TBHQは米国では広く承認されていますが、EUでは非常に制限されています。
規制情報についての注意事項
このデータベースは、各国政府の公式情報源に基づいて収集した規制情報を提供するものです。医療、栄養、または安全性に関する助言を構成するものではありません。規制状況は国によって異なり、変更される場合があります。最新情報については、必ず各国の所管官庁にご確認ください。
酸化防止剤一覧(21件)
よくある質問
TBHQ(E319)は安全ですか?なぜ一部の国で制限されているのですか?
TBHQ(ターシャリーブチルヒドロキノン)は合成酸化防止剤で、FDAは油脂中に0.02%まで広く承認しています。EUでは油脂・植物油・ナッツ加工品に限り厳格な最大使用量で承認されています。EFSAは2020年に全面再評価を実施し、免疫毒性に関する不確実性を指摘しつつ、TBHQとBHAの合計グループADIを0.7mg/kg体重/日と設定しました。規制の相違は危害の確認ではなく、リスク閾値の設定の違いを反映しています。
BHA(E320)とBHT(E321)の違いは何ですか?
BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)とBHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)はどちらも脂肪の酸化を防ぐ合成フェノール系酸化防止剤です。BHAは米国でGRAS認定され、EUでは最大200mg/kgで許可されています。BHTも同様の世界的承認状況にあります。両者はEFSAによる既承認添加物の系統的再評価の対象となりました。継続的な規制承認にもかかわらず、予防原則から自主的に製品から除外する小売業者もいます。
ビタミンCとビタミンEは食品添加物に分類されますか?
はい——アスコルビン酸(E300、ビタミンC)とトコフェロール(E306〜E309、ビタミンE)が食品の酸化防止剤としての機能のために添加される場合、E番号を持つ食品添加物として規制されます。これは栄養素としての役割とは区別されます。同じ化合物でも、その目的と添加量によって異なる規制上の位置づけを持つことになります。