β-シクロデキストリン E459
encapsulation agent, carrier, flavor protector / 天然(改質)由来
β-Cyclodextrin
CAS: 7585-39-9
規制情報についての注意事項
このデータベースは、各国政府の公式情報源に基づいて収集した規制情報を提供するものです。医療、栄養、または安全性に関する助言を構成するものではありません。規制状況は国によって異なり、変更される場合があります。最新情報については、必ず各国の所管官庁にご確認ください。
? ご存知ですか?
β-シクロデキストリンは食品以外にも化粧品・医薬品・工業用途・家庭用品など多岐にわたる分野で使用されています。
EUではβ-シクロデキストリンに「quantum satis(技術的に必要な量のみ)」の基準が適用されています。特定の上限値はなく、目的達成に必要な最小量のみ使用できるという考え方です。
各国詳細規制情報
欧州連合(EFSA)
指定された食品カテゴリへの使用が承認されているが、医薬品・工業用途と比較して食品での使用は限定的である。
根拠法令:Regulation (EC) No 1333/2008, Annex II
アメリカ合衆国(FDA)
食品への直接使用よりも医薬品・消費者製品での使用が多い
日本(厚生労働省)
指定名称:シクロデキストリン
カナダ(Health Canada)
オーストラリア・ニュージーランド(FSANZ)
一日摂取許容量(ADI)
国際基準(JECFA)
mg/kg体重/日
欧州基準(EFSA)
天然での存在
β-シクロデキストリンは自然界にほとんど存在しない。天然多糖類であるデンプンを酵素処理することで製造される。7個のグルコース単位が環状に配置されたシクロデキストリン構造は、分子レベルのかご状空洞を形成する。
製造方法
通常Bacillus属細菌由来のシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ(CGTase)酵素を用いてデンプンを酵素分解して製造する。酵素により直鎖状デンプン鎖が環状構造に変換される。β-シクロデキストリンは7個のグルコース単位が環状に配置された切頂円錐形をなし、内部は疎水性(非水溶性)、外部は親水性(水溶性)の空洞構造を持つ。この特異な構造により他の分子を包接できる。
食品以外での用途
化粧品・パーソナルケア製品の安定剤・消臭剤として使用される。
薬物送達システム、溶解性向上剤、感応性有効成分の安定剤として使用される。
消臭(フェブリーズはβ-シクロデキストリンで臭気分子を包接)、繊維処理、医薬品賦形剤に使用される。
フェブリーズその他の消臭剤(分子空洞で臭気分子を包接)、芳香剤に使用される。